上司との出張 昼飯の候補は事前に用意しておこう
先日、上司と出張に行った時に思ったことは、
どこで昼飯を食べるか事前に調べておくことが大事だということです。
よほどの田舎に行かない限り、駅付近を探せば何かしらを食べることはできます。
でもそこで安くて美味しいお店を用意しておけば、「お、気が利くなあ」と上司に思ってもらえるはずです。
もしかしたら機嫌が良くなり、午後の仕事が進めやすくなるかもしれません。
あるいは、午前の失敗を挽回するチャンスになることも。
お店選びは正直面倒ですが、プライベートでも使えそうなお店が見つかるなど、自分のお店ストックを増やす機会にもなるのでやっておいて損は無いと思います。
お店選びのやり方
わたしはたいてい通勤のバスの中でお店候補を探します。通勤時間は30分程度。お店をざっと調べるには十分な時間です。
・基本的に自分が食べたいものを探す
ご飯系か麺系か、和・洋・中のうち今日は何の気分なのか。
出張に行けばだいたい上司が奢ってくれます。(奢らない上司もいるけど)
いずれにせよ、自分の好きなものを食べるのが一番。せっかくの出張ですから食事くらい楽しみましょう。
もちろん上司の嫌いなものは避けることを忘れずに。
・「〇〇 中華 ランチ」などで検索
まとめサイトが必ず出てくるので、美味しそうなものをいくつか選びます。
・値段は800円くらいが理想
上司が奢ってくれることを考えると、高いものを選ぶのには気が引けます。1,000円以内には収めたいところ。
かといって500円程度のものだと、かえって上司に気を遣わせてしまうと思います。また、満足感の得られる食事を500円程度で探すのは難しい。
よほど有名なお店で、後々話のネタにできるような付加価値のあるところでなければ500円前後のラインは避けます。
・お店の立地から候補を絞る
上司が女性か男性かにもよりますが、私は駅から徒歩10分圏内までと決めています。行き帰りで歩き疲れてしまっては、せっかくの美味しいご飯が台無しです。
車での出張の場合は、目的地までの道のりからなるべく外れない場所を探します。
・口コミのチェックは必須
上司におすすめするときに説得力が増します。名物メニューは何か、お店の雰囲気はどうかなどは、写真だけでは伝わらないことが多いからです。
「実際に行ってみたら周りは女性だらけで男性は私と上司のみ」
だったり、
「ガテン系の男性が多いお店に女性上司と行く」
ことになってしまえば、料理が当たりだったとしても落ち着いて食事が楽しめません。
また、複数の口コミを見ればひどいお店を避けることもできます。
・候補は3つくらい用意
「せっかく調べたお店が行ってみたら休業だった」なんてのは悲しいですが、コロナ禍の現在では十分にありえます。
そのため、第2第3の候補を必ず決めておきます。
ここでグズグズしてしまうと一気に残念な感じになります。気まずい思いをしないためにも、複数の候補を用意しておきましょう。
できれば、各候補の立地が近い場所を選びたいですね。
穴場的なお店だとなお良い
ここまでの条件を全て満たせれば、十分すぎるお店選びと言えますが、
さらに欲を出して「穴場的な名店」を見つけられれば、上司の好感度は間違いなく上がるでしょう。
出張はある意味、非日常です。旅行に行くのと同じで、どうせなら「来た甲斐があった」感を出せるといいですよね。
先日、私が選んだお店は親子丼専門店でした。そこは住宅街にぽつんとある隠れ家的お店でした。何度もこの街に来たことのある上司も、全然知らないお店だったようです。
肝心の看板メニューの親子丼は、今まで食べた中でもトップクラスに美味しく、上司も感動してくれました。
私は知らずに行ったのですが、店員さんによればそのお店は昼のみの営業で、なくなり次第終了とのこと。
実際に12時に入店した私たちの後には、ひっきりなしに次々とお客さんが来ていました。
そうしたちょっぴり貴重なお店に入れたことにで上司は大満足。
その後は冗談を言い合えるようになるくらい関係性が良くなったと感じました。
上司はお金を使い、部下は気を遣う
大体の上司は部下の分まで多くお金を払ってくれます。
ならばせめて、未熟な部下は気配りで上司に応えましょう。
これは上司に媚を売るためではなく、上司に対する礼儀です。
こうして上司との関係性が良くなれば、部下も良い仕事ができるようになるはずです。
仕事には知識や能力が必要ですが、一緒に仕事をする人たちとの人間関係も同じくらい重要です。
昼飯をどこにするか?というのは些細なことかもしれません。
でもその些細なことの積み重ねが、後で自分に返ってくると思えば、昼飯選び一つでもおろそかにできないなーと思うのでした。