色落ちした赤いグローブをカラーオイルを使って補色
先日、数年ぶりに野球用品店でグローブを見てからというもの、この1週間は手入れをしたい欲に駆られてた私。
今日は待ちに待った休日。約10年前、高校球児の私が使用していた2つのグローブを磨きました。
手入れ楽しかったなああああ。
ということで、今日手入れをしたものがこちら。
硬式の外野用グローブです。
あまり鮮やかな赤色ではありませんが、これでもかなり色が戻りました。磨く前は日焼けによる色落ちがひどかった。淡いピンクのような色でした。
(磨く前に写真を撮っておけばよかったのに、夢中になりすぎて後で気が付いた。。)
高校生の私は、道具のこだわりは強い方で手入れも欠かさずやるタイプでしたが、色落ちしてもカラーオイルを使わず頑なに無色のオイルを使っていました。というのも、カラーオイルは染料が含まれている分、グローブが重くなると信じていたからです。
今となっては「それ本当かよ?」と思うわけですが、当時は色のことで友人にからかわれても気にせず、見た目よりも軽くて使いやすいものを、という信念を持っていました。
また、「ATOMS」という聞いたこともないメーカーのグローブを使っていたことでも、けっこういじられてました。ATOMSは奈良県に本社がある野球グラブメーカーです。
珍しいもの好きだったので、人と同じグローブを使うの嫌だったんですねー。スパイクのソールも革底が主流だった当時、私は樹脂のものを使っていました。ベルトも革ではなく、動きやすいゴム製のものを使用。
革底は水分を吸って重くなるし、堅い革のベルトで腰を締めつけたら動きにくくない?と思っていました。
グローブに限らず、道具はあくまで機能重視です。
そういえば、この間見たスパイクの多くは樹脂のソールでした。スパイクの歯も金属ではなく樹脂が多かったです。
というか、色や軽全く変わっていてまるでスニーカーを見ているようでとてもびっくりしました。
それはともかく、これまで全く補色してこなかったグローブをカラーオイルだけでどこまで色が戻るのか試してみたくなりました。今やプレーすることがめっきりなくなってしまったので、趣味として手入れをしてもよかろう。
使ったのはミズノの「カラーストロングオイル(赤)」です。
結果は上のとおり。思ったよりも補色できました。革の表面に潤いが生まれ、ツヤも出たので大満足です。
商品の裏面には「色が薄くなったグラブ、ミットにも自然に色が浸透していきます」と書かれていました。
ただ、あくまで色落ちを防ぐためのオイルだと思うので、日焼けして色が薄くなる前に塗っておいた方がよさそうです。
もう一つ、黒の外野用のグローブも磨きました。
こちらは全体をホワイトベアーの無色のクリームで塗り、補給面だけハタケヤマのワックスを塗りました。
自宅にあるホワイトベアーのオイルはすでに廃番になってしまったようです。悲しい。
黒は色落ちが目立たなくていいですね。磨くとツヤがよく分かるし黒光りがかっこいい。約10年前に買ったものですが、今も革のいい匂いがします。
赤のグローブは今後も定期的にカラーオイルを塗ってどこまで色がもどるか試してみようと思います。
ちなみにせっかく手入れをしましたが、今のところ野球をする予定はありません(笑)。
キャッチボールをするだけでもいいから誰か誘ってみようかな!