5年目の財布 深みと艶を
今日は財布とブックカバーの手入れをしました。
3ヶ月ごとにブラッシングとクリームを塗っています。
今回は黒ずみを落とすために消しゴムも使ってみました。
お手入れ前。使い始めて5年目の財布。
4、5月はほとんど出かけられなかったこともあり、出番は少なめでした。前回塗ったクリームの艶もそれほど落ちていません。
正直、手入れしなくてもいいのでは?と悩みましたが、上部の黒ずみの線と右下の引っ掻き傷が気になったので磨くことに。
それに今はこれくらいしか楽しみがない。
ブラッシングでホコリを取る
最初は柔らい馬毛ブラシでホコリ落とし。
使ってるのはこんなやつ。
靴磨きのものと兼用にしちゃってます。
財布につける前にゴミやホコリをバサバサっと払ってから使えば、そこまで神経質にならない。
ブラシをかけてみると、ちょうど財布の折れ曲がるあたりには細かいゴミがあることに気づきます。
これらをきれいにとってあげたら、次はクリームを…と行きたいところですが、
今回は先に黒ずみを取ることにします。
消しゴムで黒ずみを取る
財布の上部に黒ずみの線が入っています。おそらく擦れることの多いところです。
これを消しゴムで優しくこすっていきます。
もともとスエード靴用ですが、「ツヤ革にも使用できる」と書いてあったので使ってみることに。
本来は革小物用の消しゴムを使うべきでしょうが、個人的には兼用でも問題ないと思いました。
ただ、革を傷めないようにとても優しく擦る必要がありそうです。消しゴムの重み以上に力をかけないように気をつけてやりました。
汚れ落としが終わったら次はクリームを塗ります。
保湿クリームをうすーーく塗る
保湿用クリームで使っているのはこれです。
中身はこんな感じのぷるぷるのジェル状。
爽やかなシトラスグリーンの香りが微かにあります。
質感はとてもさらっとしていて、とにかく伸びがすごく良い。
私は蓋の裏に付いたクリームを米粒1、2つ分くらいずつ布にとって、それをできる限り伸ばして使っています。
そんな微量であっても、財布の一面の半分くらいはカバーできます。
革の乾燥具合にもよりますが、液状のクリームだと、革につけた一点に染み込んじゃって伸びにくいことがありますよね。
でもこのクリームは、何度も言っちゃいますが、本当によく伸びます。笑
3ヶ月に一回のペースで手入れを続けて2年経ちますが、全然減りません。
未だに蓋の裏に付着した分だけで、本体?の入っている方には手をつけていません。それでも充分きれいになります。
クリームを塗り終わったら、馬毛ブラシでもう一度わしゃわしゃブラッシングして、乾拭きで艶を出していきます。
そして仕上がりはこちら。
画像では変化が伝わらないのが悔しい…!
全体的に艶が増して輪郭がはっきりとしました。
並べてみると、
こんな感じ。上が手入れ後。
クリームとブラッシングによって引き締まった印象になりました。
黒ずみ汚れも完全ではありませんが、消しゴムのおかげで目立たなくなったので満足です。
ついでにブックカバーもやりました。
今度は下が手入れ後。
編集の仕方が雑、撮り方も下手くそすぎるな。
それはともかく、艶とともに色に深みが出ました。手触りがとてもしっくりきます。読書が捗りそうです。こちらも大満足。
終わりに~まずはブラッシングだけでも
「雨だしコロナだし家にいるけどやることがない」という場合は、普段使っている小物の手入れをしてみてはどうでしょうか。
ブラッシング一つで構いません。実際にやってみると、いろんな気づきがあるはずです。
「こんなところに傷がついていたのか」と分かれば、その修復方法を調べる気になるかもしれません。
「やっぱり新しい物を買おう」ということになる可能性もありますが笑。
そろそろ思いっきり外で遊びたい気分ですが、しばらくの間はおうち時間の充実を図る必要がありそうです。
これをチャンスとして捉え、身の回りの物をじっくり見つめ直してみるのはいいかもしれません。