こけろうの節約&長期投資ブログ

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20代独身一人暮らし。インデックス投資をやっていますが、基本ほったらかしなので趣味や考えたことの投稿がメインになっています。

思い込みなく事実を正確に把握すること。

人間は自分の都合のいいように物事を解釈する。そのことを痛感した日でした。

 

業務の中でこのままだと来期の数字が厳しいという見込みの案件がありました。そこで私は周知と説明の強化が必要と考え、従来の案内文の内容を拡充することにしました。

やり方を変えたのが2月初め。もうそろそろ3月も終わるのでアンケート結果を集計してその効果を検証してみると、

 

 

実数が微減している、、

 

率にして単月ごとの比較をしなきゃ分からないよね汗、と思いおそるおそる調べてみるも、単月でも変動はほとんどありませんでした。

 

結果が芳しくなかったのには割と凹んだんだぜ。。この2ヶ月間の努力は効果がなかったというわけです。でもそれ以上に驚いたのが、集計を終えるまでの間2月以降は数字が上がってきていると感じていたことです。

 

私なりに多少の手間をかけてやり方を変え実践していたこともあり、心のどこかでは「数字が伸びていてほしい」と望んでいたのでしょう。だから、実際はむしろ減っていたのに改善していると思い込んでしまった。

 

今回はアンケート結果でしたが、他にも当事者の間に入ってトラブルを解消するようなときも思い込みが入ることがあるでしょう。

伝聞をする場合の聞き手は、相手の主張の本筋をしっかり捕まえていないと内容全体がぼやけてしまう。そして曖昧になったところは、部分的に聞き取ったことを都合よく解釈し、つなぎ合わせることで話をまとめようとしがちです。すると、本来の主張の内容からどんどん逸れてそれが誤って相手に伝わって…ここまできてしまうとトラブルが余計にこじれてしまうことは容易に想像がつきます。

 

相手の第1印象によってその後の印象が固定化するっていうのも同じことかもしれませんね。

例えば採用面接において、面接官は受験者が部屋に入ってから最初の7秒間で何かしらの印象を持つと聞きます。それが好ましいものであればいいでしょう。しかしもし悪印象を抱かれてしまった場合、その後の面接の内容が良かったとしても最初の印象に最後まで引っ張られて高い評価を得られないということもあり得ます。

一方で面接官からすれば、複数の応募があれば立て続けに相手の良し悪しを判断しなければなりません。しかもたった15分程度話しただけで。これは長期戦になればなるほど、集中力が失われ印象面が大きく影響してくるものと考えられます。

 

要するに目の前の事実をありのまま正確に把握することって非常に難しいんだなあということを言いたかったのです。

 

何かを判断するにも、まずは自分のフィルターを通して得た情報が正しい事実として理解できているかを注意深くチェックしないといけないな。その上で発言やら発信しないと、後々混乱をきたすことになりかねません。

また、情報の受け手側も独自のフィルターを持っているはずだから、話し手の意図が正確に伝わっているか適宜確認していくことは忘れないようにしたいものです。

 

 

季節的な要因やお客様全体の減少による影響が否定できないにしても、それを言い訳にはできません。他のところも似たり寄ったりの環境の中、試行錯誤しているはずですし。新年度が始まるまでのあと数日で、具体策を実行に移さないと。今後挽回するチャンスはどんどん失われていくでしょうから。