こけろうの節約&長期投資ブログ

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20代独身一人暮らし。インデックス投資をやっていますが、基本ほったらかしなので趣味や考えたことの投稿がメインになっています。

今の若者は飲み会が嫌いと言われるけれど…

田舎暮らしでは職場への通勤がほぼ全員車です。

電車は1時間に一本あれば良い方で、その貴重な一本が始業時間にちょうどいいタイミングとは限りません。都会と違って遅延はほとんどありませんが、たまに動物と衝突して遅れることもあります。

 

そのため、職場での飲み会はほとんどありません。暑気払いとか忘年会のような節目の飲み会はあるけど、ほとんどの方はノンアルコールで参加します。

(この間の送別会では、おじさんのベテラン非常勤さんがわざわざ追加料金を払ってまでコーヒーフロートを注文していてほっこりした。笑)

 

ちなみに私は車を持っていません。

普段は自転車で通勤しています。雨の日はカッパを着て長靴を履き、さながら高校生のようにバッグを大きなポリ袋に入れて職場に向かいます。

ただし、自転車とはいえお酒を飲めば飲酒運転になる。だから飲み会の日はのんびり20分ほど歩いての通勤です。

 

このように年に数回しかない貴重な飲み会なわけですが、私としてはもう少し回数が多くても良いのかなと考えています。毎回、全員が参加できるわけでもないし、たとえお酒が入らないとしても飲み会の席でしか話せないことってたくさんあると思うのです。

 

例えば、普段とてもお世話になっている方に感謝の言葉を伝えること。

私はよく分からないことがあると隣の座席にいるコーヒーフロートおじさんに質問をします。ベテランさんなのでつい頼ってしまいその都度お礼を言うけど、心のどこかで「申し訳ないな」というちょっと後ろめたさを感じていました。

それが飲み会の席では自然と感謝の言葉を伝えられました。その非常勤さんも私が隣の席に行ったら快く乾杯してくれ、来年度も相方としてよろしくと言ってもらえました。その後もご家族のことや今ハマってること等、仕事以外のこともたくさん話せた。

ざっくばらんに話すとお互いのことがよく分かるようになるので信頼関係が深まります。その結果、本音で話すことが容易になる。とはいえ言い方やタイミングなどの多少の遠慮が必要なのは言うまでもありません。ただ、普段何気なく使っているこの信頼関係というものは、誤解を少なくするための基盤のようなものではないかと考えます。すでに共有しているお互いの性格や価値観からみて、相手がある発言や行動をとったときにそれがどういう意図なのかを推測できれば、受け手は無意味に怒ったり悲しんだりすることを避けられるはずです。それが裏切られた時はより大きなショックがあるでしょうが。

 

 

他にも飲み会で得られるものはあります。

 

私が社会人1年目の時は、よく上司の飲み会に連れて行ってもらいました。そこでは、普段は聞くことのできない先輩たちの失敗談や仕事への姿勢、お客様への上手な説明のテクニック等を学ぶことができました。

こうした話は自宅に帰ってからいくら真面目に勉強したとしても得られるものではありません。学生時代の学びを自分のためだけのものとするならば、社会人に求められる学びはどれだけお客様を喜ばれせられるか、つまりアウトプットのためのものだと言えます。それは基本的な業務の知識を前提とした上で、相手の求めるものは何か、それを引き出すにはどのような言葉を投げかければよいか、分かりやすい説明の表現は何かを常に考え、それらを使いこなせるようになるということです。そのためには経験が必要になるけど、自分一人だけで得られる場数はたかが知れている。試行錯誤しながら正しい方法を自ら見出すのもいいでしょうが、それには時間がかかりすぎると思うのです。

だからこそ、先輩方の失敗談や助言から先に学んでおく。もし自分が同じような場面に直面したときに対処できるだけの知識を大雑把でも自らの中に蓄えておく。もしかしたら予備知識があることでテンパることなくうまく対処できることがあるかもしれない。未然にトラブルを防ぐことも非常に重要なことです。結果的に自分が大変な思いをしなくてよくなるわけですから。

 

 

また、対お客様だけでなく職場の人間としての心がけも学びました。

些細なことでも逐一上司に報告すること、他の人の手が回っていなさそうなことがあればできる範囲で対応すること、そしてそれを感じ取るためのアンテナの感度、後工程の人が楽できるようにするには自分がどう処理をしておくべきか、非常勤に対する声かけの仕方等、挙げてみれば当たり前のことです。けど、アルバイト以外で、組織において仕事をするという経験がなかった私が、それらを知識として頭で理解するのではなく実行できるレベルにまで落とし込むことができたのは、飲み会でのいろんな人の話を聞いたからだと思います。

こういった心がけは大体「あいつは使えないやつだ」という話題で学ぶことができます。当人を反面教師とすればいいわけです。

自分が完璧にできているとは到底思えませんが、同世代を見渡しても意識して実践している人としていない人ではすでに差がついているように感じます。私はガンガン出世したいというタイプではないですが、評判が悪いよりは良い方が仕事を進めやすいのは間違いないでしょう。

 

このように諸手を挙げて飲み会を賛美しているかのような私ですが、お酒は強くありません。はっきり言って大人数の飲み会は苦手です。どちらかというと、少人数でしっぽり食事だけする方が好きです。

 

今の場所に異動するまでは毎週1〜2回は飲み会がありました。それでも極力断っていた方だとは思うけど、ありがたいことに方々から誘いがあって。。そうすると出費もなかなかで、、

 

中には酒癖が悪い人もいました。同じ話を何回も聞かされるし説教を始めることもあった。まだ自分が会ったことのない人の悪い評判を聞きつづけなきゃいけないこともあったし、誰と誰は仲が悪いとか派閥的なものがあるとか、やっぱりしがらみ的なものがあるんだなあと思うと「めんどくせー」と感じてしまうのであった。

 

そういうマイナス面はたしかにあるけど、それでも人付き合いって大事だと思います。

 

重要なのは飲み会の頻度である。いくらありがたい酒の席だとしても毎週ではさほど話題は変わるまい。

 

だから私としての適切な頻度は2ヶ月に一度、多くて1ヶ月に一度くらいかなあ、と。

 

私の中では職場以外でのコミュニケーションって大事です。あ、でも飲み会に行かない人が悪いとかは思いませんよ。人それぞれ時間やお金の使い方は自由です。飲み会に行かない人からすれば、私のような人間は「なんて無駄な時間を過ごしているんだろう」と思われてるかもしれない。

 

ともあれ、この間の送別会後は、職場の人とは前より距離が縮まったように感じるのでよかったな!