消費増税で毎月いくら負担が増えるのか計算してみた
消費税が無事あがってしまいましたね。泣
逆進性のある消費税は私のような給料の少ない者には打撃が大きいです。
こちとら日々の節約によって捻出した決して多くはないお金をやっと投資に回して先行きの暗い将来に備えようしているんだぞ。
それなのにこれ以上巻き上げるとかなんなの?鬼なの?…と思うのは私だけではないと信じます。
ところで増税増税って言うけど、2%上がると実際にどれくらい負担が増えるんだろう?
毎月家計簿をつけている身としては、一度試算してみないと気になって仕方がなかったので調べてみました。
試算は、昨年度の年間支出をもとに一か月当たりの平均支出から増額分を計算しています。
(2018年度の年間支出の記事はこちら。)
https://srcalmry.hatenablog.com/entry/2019/04/30/112528
結果は以下のとおり。
毎月約1,600円、年間約2万円の支出増でした。
◆負担増にどう対処するか
今後も昨年度と同程度の支出で生活するとして、増税の影響を抑えるためには毎月1,600円ほど節約する必要があります。
そこで私が実践すべきことは主にこの2つになると考えました。
・交際費を見直す
・ポイント還元キャンペーンを活用する
まずは交際費の見直しについて。
私は誰かと食事に行くときはその支出を交際費に含めることにしています。
1,600円というと外食2回分くらい。あるいは飲み会1回分弱。
外食は同僚と週末に1回~2回程度行きます。お酒は飲まず定食屋に行くことが多いです。この外食の頻度を週1回までにします。完全になくすことはおそらくできないと思います。
それ以外の日は昼食も含めてすべて自炊をしていることと、この外食は1週間仕事をがんばったご褒美としての性格が強いからです。ここを削ってしまうと自炊のモチベーションを損なう懸念があり、かえって節約生活に悪影響を及ぼすと思われます。
また、友だちとの飲み会やちょっとした遠出をもう少し控えようと思います。
車社会である田舎に住んでいる私は職場の飲み会が年に数回程度しかありません。その点は非常に助かっているのですが、代わりに地元や学生時代の友だちとの飲み会に呼ばれることが思った以上に多いです。飲み会に参加するには地元に帰らなければならず、交通費がけっこうばかにならない。今思えば、「そういえばこの前会ったばかりだな」という人もけっこういた気がします。
友人との付き合いはお金には代えられないものであるとは思いますが、呼ばれたら何でも行くのではなく頻度を考えて参加するようにしようと思います。
2つ目は、キャッシュレス決済によるポイント還元を活用することです。
最近は「~Pay」が乱立していて訳が分からないのが正直なところではありますが、私は楽天ペイとPayPayの2つを活用するつもりです。
これまでポイントサービスはすべて楽天に集約していました。お店によっては楽天以外のポイントサービスの方が有利なこともありますが、ポイントの管理が煩雑になるのと、店によって使い分けなきゃいけないのが嫌だったので目をつぶっていました。
とはいえ、国ぐるみでポイント還元キャンペーンをやっているし、それも6月までの時限措置。しかもこういう電子決済のキャンペーンの類は移り変わりのスピードが速く、遅く始めれば始めるほどサービスが改悪されていくものだと学びました。「PayPayの100億円キャンペーン」ではすぐに使い始めた人がかなり得をしたみたいですしね。
また、現金主義が根強く電子決済が使えないことの多い田舎でも、ついにPayPayが使えるスーパーが現れました。しかも普段メインで使っている安いスーパーだったのでそのこともPayPayを始めるきっかけとなりました。
PayPayはすでに今日の買い物から活用しています。
以上の2点が増税対策です。
わざわざ書くほどの内容ではないかもしれませんが、交際費以外の支出を見直すとなると、例えば「食事を1日に2回にする」とか「ネット環境を手放す」など、今の生活水準を大きく落とすことにつながりかねません。
仮にそのような生活にしたとしても私の場合、長くは続かないことが目に見えています。日用品も真に必要なもののみ買っていた自信があるし、格安SIMへの移行や電力会社の切り替えなどの固定費の削減策も実行済みです。
したがって、重要なことは上に取り上げた対策を着実に実行することでしょう。特に一つ目。
ちなみに上に貼った試算は、あくまでざっくりとした目安のものにすぎません。
増税対象のサービスすべてがそのまま2%値上げになるとは限りませんし、軽減税率が適用されないお酒が家計簿では食費に含まれているなど、一部実態にそぐわない部分もあります。
また、昨年度は一人暮らし準備のための特別支出が日用品に多少含まれているので、今後はこれほど支出が膨れないかもしれません。
それでも、節約を意識するためには「2%の増税」と言われるよりも「月々1,600円の負担増」と言われた方が分かりやすい。
身近な数字に置き換えるとより増税のもたらす影響がより実感できるので調べてみて良かったです。
消費税はガツンと税金を食らうわけではないのがやっかいなところですよね。
毎回の消費で持っていかれる額はたいしたことがないようだけど、資産は着実に蝕まれます。
増え続ける税金や社会保険料に負けないように上手にやりくりしつつ、無理のない範囲で投資にも充てて資産を増やしていく。
お金にまつわる将来の不安を少しでも小さくしていけたらいいですね。