積立投資の出口戦略
絶賛GW引きこもり中!外はあんなに晴れなのに!!!
突然ですが、積み立て投資をしているみなさんは、どんな風に出口戦略を考えていますか?
私はインデックス投資をやっています。出口戦略については、まだ明確なイメージを描けてはいませんが、今回想像できる限りのざっくりとした見通しを立ててみました。
今のところ私が想定している資産の取り崩し方はこんな感じです。
・年金生活になったときには定率で取り崩す。
・まだ仕事をしているうちは、必要な時に必要な分だけ売る。
私は老後の資産形成を目的として投資を続けています。その老後とやらは今から約40年後の話です。10年後のことすら分からないのに、そんな先のことはなおさら分からんよ、というのが正直なところ。
だからこそ、これからも年上の先輩方や同年代の方の考え方をたくさん参考にしていきたいと思っています。
ちなみに本記事について試算などは一切なく、完全な雑感です。
特にまとめ部分で一番筆が進んでしまい、まとめになっていない笑。
年金生活~死ぬまで
資産の取り崩しは公的年金で足りない分を充てることになります。
取り崩しにおいては途中で資産が枯渇せず、かつ、毎回の金額が十分であると理想的。
そこで私は資産に対して毎月〇%引き出すといった定率法がいいかなーと思っています。
上げ相場では高額、下げ相場では低額に取り崩すことにより、資産の減少幅を均せるからです。時間分散によって、資産の延命が期待できます。積み立ての時と同じですね。
また、高齢になればボケてしまうリスクもあります。いちいち取り崩す額を計算しなくて済むという点では手間もかからず、心理的にもハードルが低そうなのが定率法のいいところです。
ただ問題は、運用元本が少なくなっていくにつれて、徐々に額が少なくなっていくということ。
これについては、途中から定率→定額に変えることや、取り崩す比率を変えていくことなどが考えられるでしょうが‥
それを今から予測することはできませんね笑。
取り崩す額がいくらなのかとか、運用額がいくらになっているのか、などが分からないと計算のしようがありません。
今よりももっと引退が間近に迫ってきたときには、具体的な試算ができることでしょう。それは未来の自分に任せることにしましょう。
一番の問題は、途中で資産が枯渇してしまうことでしょう。
その対策として、定率で取り崩すことにより時間を分散させ、資産の延命を図る。とてもざっくりですが、見通しがあるのとないのとでは積み立ててる間の意識も違うはずだと信じて。
働いている間
仕事をしている間はできる限り売らずにいるのが基本戦略です。
しかし、今後はまとまったお金が必要になることが増えてくるでしょう。結婚・車、住宅の購入・子育て・教育資金など、いろんなライフイベントが待っているはずです(待っていてくれ!!)。
その際は、リスク資産を必要なだけ売却するつもりです。
…できれば売らずに乗り切りたいというのが本音ですが!
株式市場の右肩上がりの成長を信じていれば、売るのはなるべく遅い方がより大きな利益が期待できますよね。
それに、複利の効果を最大限に発揮するためには、ひたすらホールドして、売却はできるだけ少ない方がいい。売ることで利益を確定すれば、その都度約20%の税金がかかってしまいます。
何年にもわたって一生懸命積み立ててきた大切なお金です。欲が出てしまうのは仕方のないことだとは思うけれど。。
大金が必要になるごとに無リスク資産だけで乗り切れれば理想ですが、たぶん無理でしょう。不足分はリスク資産の一部を取り崩すことになります。
その際、アセットアロケーションの比率を崩さないようにバランスよく取り崩します。利益が出ていようが、損失が出ていようが関係ありません。働いている間はあくまでも積み立て途中に過ぎないからです。
「積み立ては 続いていくよ どこまでも」。
たとえ年金生活に入ったとしても、運用は続けるつもりです。リスクの取り方は当然変わりますが。私は一生積み立て投資を続けていくことになるでしょう。
まとめ 「お金ってそもそもなんだっけ?」
出口戦略のことを考え始めると、積み立てを継続することよりも難しいのではないか?と改めて実感します。
だって、何十年と節約に励み、余剰分をせっせと投資に回す現役時代は、基本的に資産が増えていくのでニコニコしていればいい。
でも、現役引退後の生活は一転して資産が減っていく一方です。それは精神的にかなりきついことなのではないでしょうか。お金が増えることに喜びを感じている私は絶対に辛いはず。
また、現役中でも必要な時には取り崩しをしなければなりません。出し惜しみが禁物な場面は必ずあります。
お金には使い時があるからです。
以前、職場の非常勤の方に興味深い話を聞きました。
その人は旦那さんとの新婚旅行で沖縄の海に行く予定だったそうですが、何らかの理由で取りやめになりました。
「沖縄ならいつでも行けるもんねー」と言って延期を続けて20年近くが経過。
今では「旦那と海に行くっていうのもねえ(笑)」とのこと。結局行っていないみたいです。
この話を聞いて、「今やりたいことが数十年後も同じ気持ちとは限らないんだなあ。」と思いました。
もっと言えば、今しかできないことがあるということです。
タイミングを逃せば「あの時やっておけばよかった、、」という後悔になる可能性だってあるわけです。
お金の使い時というのはこういうことを言うのだと思います。
極論すれば、お金で買えるなら安い買い物もあるということです。
先の非常勤さんは、今となっては新婚当時の思い出を作ることはできません。(いくらお金があったとしても!)それが良いか悪いかは本人たちが決めること。ですが、もし後悔するのであれば、それはずっと抱えて生きていくことになるかもしれません。大げさかもしれませんが。
そう考えれば、「やってみたい!」とか「必要だ!」と思ったことは、お金で解決できるのなら買った方がいい場合もあると思うのです。
もちろん無尽蔵にお金があるわけではないし、いろんなタイミングの問題もあります。
したがって、お金の使い時を見極めることが重要です。
そしてそれは、自分の価値観をよく知ることで少しずつ養われていく力なのではないでしょうか?
年金生活であれ、働いている間であれ、お金の根本的な意味は変わりません。
つまり、お金は使うためにあるのだ、ということです。
私たちはより豊かに、楽しく暮らすために資産形成に励んでいます。だから、使うときは気持ちよく使ったらいい。そのために必死で作った自分のお金なのですから。
投資を続けていると資産を大きくすることが目的化してしまい、使うことは悪という考えに陥ってしまいがちです。そんな時は「何のためにお金を積み立てているのか?」というそもそもの目的に立ち返ることが大切なのかもしれませんね。