こけろうの節約&長期投資ブログ

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20代独身一人暮らし。インデックス投資をやっていますが、基本ほったらかしなので趣味や考えたことの投稿がメインになっています。

SNSに時間や気力を奪われていないか?という視点

今日はTwitterを中心に、SNSとの関わり方について実体験をもとに考えをまとめてみました。

 

 

リアルの世界では話せない・聞けないことがTwitter世界には溢れている

Twitterは、リアルの世界では知ることができない情報にたくさん触れることができます。私の投資系アカウントのタイムライン上では、現実世界ではまず聞くことのない単語が日常的に溢れています。

多くの日本人にとって「投資は危ないもの」という認識が根強いですので、TwitterではおなじみのiDeCoつみたてNISAの話題ですらリアルの世界では耳にすることがありません。ましてや「インデックス投資vs高配当株」の論争など完全に「」です。これは私もよく分かりませんけど。

 

というか投資の話以前に、リアルではお金の話をすることさえなんとなく憚られます。その風潮が国民全体のリテラシー向上を妨げる要因になっているのではないでしょうか。

ところがTwitter上では、恐ろしいほどリテラシーの高い人がたくさんいて、有益な情報を発信してくれています。税金や社会保険料など、学校では教えられないけど生活するには欠かせない生きた知識を手軽に手に入れることができます。

 

そうした発信をしている人の中には、副業としてTwitterを活用している人もいますよね。会社に頼らず自分の力で利益を生み出している彼らは本当にすごい。そこまではいかなくても、好きなことを気ままにツイートするのだってもちろんよし。tweetとは「(小鳥の)さえずり」がもともとの意味ですから、「今日はカレーが食べたいなー」とか全くどうでもいい内容でもいいわけです。

そうした誰かに言うほどのことではないけど、でもなんとなく言いたいことを自由につぶやけるのがTwitterという場所なのでしょう。

 

便利な反面、呑み込まれてしまうことも

そんな有益なツールを毎日使い続けている一方で、次第に気疲れを感じている自分がいました。いわゆるSNS疲れというやつです。

  • Twitter世界が常識となってしまうような錯覚
  • 無意味と分かっていてもついやってしまう自分との比較
  • 負の感情を逆撫でるような言動や出来事

 

Twitter世界が常識となってしまうような錯覚

Twitterの世界には個人の力で利益を生み出す猛者たちがたくさんいて、彼らの発信を見ていると「自分もスキルを磨かなきゃ」という気持ちになります。

それ自体は良いことだと思いますが、度が過ぎると次第に自分を抑圧することにつながるのは私だけでしょうか。。そういう情報を繰り返し見るうちにいつの間にか「何もスキルがない自分は終わってる」という強迫観念に変わっていき、焦りや絶望感ばかり募ることになります。

 

無意味と分かっていてもついやってしまう自分との比較

「資産額○千万円に到達しました!」「今回の配当は○百万円でした!」など、リアルの世界では絶対に聞かない話がTwitterでは毎日あふれています。おそらく発信者は、そこまでの結果を出すのに一生懸命努力を積み重ねてきたことでしょう。そのため周囲に自慢したい思いよりも、達成感を言葉にしたいという思いの方が強いのではないかと思います。

 

だからそういう発信に対しては、見る側として「おめでとう!」と祝意を伝えるべきなのでしょう。が、悲しいかな、「それに比べて自分は…」と見てしまう自分もいて。比較は無意味と分かっていてもやってしまう、まだまだ修行が足りません。

 

負の感情を逆撫でるような言動や出来事

ついこの前、子育て中のお母さんがスーパーで惣菜のポテサラを買おうとしたところ、じじいに難癖をつけられたという出来事がTwitter上で話題となりました。私も含めて多くの人がこのじじいに反感を覚えたことと思います。

ただ最近のTwitterにはこうした読む側の感情を逆撫でるような出来事が多すぎる。コメントもひどいものが多い。それらを見る度に心に生じた不快な感情をなだめなければなりません。

 

もちろんこうした発信自体に罪はなく、むしろ今までおかしいと思っていたことが正されるきっかけになることがあるという点で意味があると思います。

ただ、リツイートなどで回ってくると、見たくないもの・見る必要のないものまで強制的に目に入ってきてしまう。その出来事が自分の生活にまったく無関係のことであるにもかかわらず。有益な情報が手軽に見られる一方で、気分を害するような情報が混じっているのがSNSの難しいところです。

 

こんな症状が出たらSNS疲れかも?

私の場合、SNS疲れを感じてきたかな?というときは、以下のことを目安として自己点検するようにしています。

 

  1. ほんのわずかなすき間時間でも無意識にSNSを開いてしまう
  2. 些細なことで怒りの感情が生まれる
  3. リアルの世界で人付き合いに気疲れを感じる

 

こうした感覚があったときは要注意で、それぞれ以下のようなことを意識するようにしています。

 

1⇒何となくSNSを眺めるのをやめ、脳の休む時間を確保する

SNSを開けば常に何らかの情報が脳に入ってきます。昼休みや帰宅後の一息つくときなどにも、SNSを見ていては脳が休まる時間がありません。1日に使える脳の容量は決まっていますから容量の無駄使いと言えます。

 

そのため、意識的にSNSを開かないようにして脳が休まる時間を作ってあげることが必要です。情報収集することはもちろん大事ですが、まずは目の前の仕事をすることの方がよっぽど大事です。仕事の時は仕事をする、休むときは休む、調べるときは調べる。

重要なのは、「ただなんとなく眺める」というのをやめて、メリハリをつけることです。

 

2⇒SNS疲れは気づかない間に蓄積する

これは私だけの感覚かもしれませんが、仕事で失敗したとか、嫌なことを言われて不機嫌になるときは、理由がはっきりしているので「ああ、あのことを引きずっているんだな」という自覚があり、ある程度怒りをコントロールしやすいと感じます。

しかし、SNS疲れは気づかないうちに疲弊していることが多く、何かが引き金となって強い怒りや不快感が突発的に生じることが多い気がします。これは、気分を害する理由が分かりにくく、前章で指摘した負の感情が徐々に蓄積されるからではないでしょうか

 

なんとなくSNSを眺める→負の感情が知らない間に溜まっていく→けど気分が落ち込むはっきりしたきっかけとまでは言えないので見続けてしまう、というループに陥っているのかもしれません。

 

3⇒SNSで使う心の容量を現実世界に取り戻す

SNSが脳や心の容量を蝕む側面があることをここまでずっと書いてきました。おもに職場での人間関係は気を遣ったり面倒なことが多いです。その上さらにSNSで疲弊していては、うまくやっていく気力さえなくなってしまいます。少なくとも仕事上で人付き合いを避けるようになって良いことはないと思います。誰だって相手がどんな人柄なのか理解していた方がやりやすいですからね。

そのため、SNSから適度な距離を保ち、現実世界に振り分ける心の容量を確保しておくことが大切です。

 

まとめ:自分をオフラインにする時間をつくろう

以上、長々と書いてきたことをまとめると、時にはSNSから距離を置くことで、オフラインの時間を作ろうということです。そして気疲れが感じられなくなった時には、またSNSに戻ってくればいい。

どんなに手軽にネットとつながれる環境にあったとしても、自分が生きているのはあくまでリアルの世界です。遠くにあるSNSの世界の出来事よりも、まず目の前の物事や人々との関わり合いをおろそかにしたくないものです。