こけろうの節約&長期投資ブログ

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20代独身一人暮らし。インデックス投資をやっていますが、基本ほったらかしなので趣味や考えたことの投稿がメインになっています。

物欲が止まらない

最近の私は物欲が異常に強い。

これまで生きてきた中でもこんなに次から次へと欲しいものが出てくることはなかったので若干戸惑っています。

 

ここ数か月であった大きな買い物を例に挙げると、

 

・ノートパソコン

・スポーツブランドのマウンテンパーカー

・革靴2足(私服用)

・洋服

・トートバッグ

・めがね

 

などなど。これらは生活必需品ではないという点で見れば、ぜいたく品にあたります。現在も他に買いたいものがいくつかある状況です。

 

もしかしたら他の20代男性と比べれば特に大したことのない出費なのかもしれません。

月々の収支的には、家計管理の原則としている収入の4分の1貯蓄をおおむね達成している。だから家計管理的には見直しが必要とまではいわないけど、それでも何となく心のざわつく日々が続いている。。

たぶんこの心のざわつきは、このまま物欲に歯止めがかからず膨れ上がる一方なのでは?という不安なのだと思います。

 

そのため、今回は物欲との付き合い方について整理してみようと思います。

 

 

◆「物を買う」ことは悪いこと?

節約生活を心がけている身として、物欲をコントロールすることはとても重要なことです。私は、節度をもって欲しいものを手に入れることは、生活する上で必要なことだと考えます。

これは、社会人になり、とりわけ一人暮らしをするようになってから強く感じるようになりました。その理由として可処分所得が増えたことと、自身で家計管理をする必要に迫られたことが挙げられると思います。

 

確かに学生時代は今よりも自由な時間ははるかにあったし、バイトをしていたので少ないとはいえ旅行に行けるほどの稼ぎはあった。実際に、卒業前は(親に一部借金をしながら)毎週のように国内旅行にも出かけていた。

 

ただ、洋服などを買っておしゃれをするということにはそれほど興味がなかった。私はもともと新しいもの好きではなく、あるものを長く使えれば良いという性格です。服はシンプルなものが好きなので流行り廃りがあまりない。ヨレヨレになってみっともなくなりそうになってからやっと新しいものを買うというような調子。最低限の清潔感とダサくない程度の無難なコーデで過ごせればいいやという感じです。

 

また、物が増えること自体があまり好きではない。日常的に整理整頓をすることが苦手な私は、物を増やさないことが快適な生活環境を維持するために必要なわけです。片付けは、ある時突然スイッチが入ってとことんやるタイプ。しかも、そのスイッチのオンになるのが深夜だったりするのでたちが悪い。

 

ところで、これは最近気がついたことだけど、私は「物を欲しがることは悪いこと」という考えが幼い頃からあったのではないかと思います。スーパーなどで地面に寝っ転がって駄々をこねる子どもに親が叱りつけるという光景ってよくありますよね。今思えばあれが強烈な印象として残っていて、物欲を押さえることが正しい振る舞いなのだと思うようになった可能性がある。

 

思い返せば祖父が幼い私をデパートかどこかに連れて行ってくれた時、「ソフトクリームを食べようか」と言ってくれたのを「いらない」と我慢して断ったことがありました。祖父が家に帰った後で、母親から「じいちゃんは買ってあげたかったんだと思うよ」と言われたことを今でも覚えています。

 

その時、「何かを買ってあげたいと思うことってあるんだ」と幼心に学びました。同時に買ってあげようといわれた時は正直にありがとうと言っていいんだとも。それからは徐々に相手の好意を上手に受け止められるようになったと思います。

 

あと、謎にソフトクリームはぜいたく品の権化のように思っていた節がある。幼い頃、たまに親に買ってもらったときは嬉しいような恐縮するような複雑な気持ちになったものです(「ソフトクリームぜいたく品説」が大学生になるまで抜けきらなかったのは本当に何だったんだろう)。まあその反動なのか、今では旅行に行ったら必ずと言っていいほどソフトクリームを食べるようになったけど。

 

それでも幼少期に備わった「物を買うことの後ろめたさ」のようなものは、今でも多少残っている気がします。だから、欲しいものがあった時は心の中で必ず葛藤が起こる。本当に必要なものなのかを厳しく審査することは、出費をコントロールする点では良いことだと思いますが、これがけっこう疲れたりする。

 

ちなみに、私の育った家庭はその日の生活に困るほど貧乏というわけではなく、いわゆる中流だったと思います(笑)。両親ともにお金の使い方はとても堅実ではあったけど、私が欲しそうにしていたものは誕生日やクリスマスなどでしっかり用意してくれました。

 

一方で、私が大学生になりバイト代を使えるようになってからは、旅行や友人との食事などには割と糸目をつけずに使っていました。その傾向は良くも悪くも今も同じ。毎月交際費の多さに目をつぶり続けています。汗

 

ここまで振り返ってみると、私は「モノ消費<コト消費」で財布のひもが緩いようです。その背景には、コト消費はその多くが誰かと一緒に楽しむものということが関係しているのかもしれません。私の中ではモノ消費は自分のためだけの消費と感じます。そのため何かを買おうとするときはストップがかかりやすい。一方、誰かに何かをプレゼントするということもモノ消費にあたりそうですが、その場合は自分に買うときよりもはるかに簡単に購入を決めます。私の中の位置づけとしてプレゼントはコト消費なのでしょう。

 

ところが、冒頭で書いたようにここ数か月はかつてないほどにモノ消費(必需品以外)が多くなっている。この短期間で私の心境のうちにどんな変化があったのか。

 

それについては長くなったのでまた別に書いてみます。