こけろうの節約&長期投資ブログ

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20代独身一人暮らし。インデックス投資をやっていますが、基本ほったらかしなので趣味や考えたことの投稿がメインになっています。

お腹をへこませて呼吸を深く 脱・口呼吸、猫背矯正など

小さい頃から猫背を直したいと思っていた。親からも指摘されてきたし、ふとした時にガラスに映った自分を見ると首が前に出ている。周りの人にはこのかっこ悪い姿勢をいつも見られていると思うと恥ずかしくなってくる。

ところで、今や生活必需品となったマスクだが、歩くときなどに着けていると特に息苦しい。気がつくと口で呼吸するようになっていた。ある時、マスクが原因で口呼吸が増えているという記事を読んだ。感染症予防的にも口呼吸はよくないものらしい。それからは呼吸の仕方について考えるようになった。

 

どうすれば楽に鼻呼吸ができるのか、いろいろ試しているうちにコツを見つけた。

  1. 後ろからおへそが引っ張られるイメージでお腹をひっこめ、その状態をキープする。
  2. そこに手を当てて、息を吸う時に手が前に動かないように(お腹が膨らまないように)すると、鼻から肺に空気が流れ込む。

この方法で10回ほど呼吸を繰り返すと、お腹から手をはずしても鼻呼吸が続くようになる。もちろん口で呼吸することもできなくはないが、鼻からの方が楽なので自然と鼻呼吸になる。

 

鼻呼吸をしようとするときは、呼吸のことを意識するよりも、お腹にやや力を入れ、緩みっぱなしにしないことの方が大切なようだ。それとこのコツは、鼻呼吸をしやすくするだけでなく、他の身体部位や姿勢にも関係していると分かってきた。

以下は、経験的に実感したことの域を超えないものではあるが、そのうちのいくつかを書き出してみる。

 

①深い呼吸

鼻で呼吸ができるようになると、口の時よりも呼吸が深くなった。呼吸をするたびに肺が膨らんだり萎んだりするのが分かる。手足の先まで血液が回っているのが感じられ、血流が良くなっている。そのおかげなのか、身体の内側からなんとなくポカポカする。実際、今まで35.8℃ほどだった体温が最近は36.4℃を示すことが多い。

 
②発声の仕方

声のボリュームが大きくなった。それに加えてよく通るようになった。事務所や電車内などザワザワした空間で会話をしている時に、聞き返されることが多く悩んでいたが、最近はそういうこともない。意識してやや大きい声を出そうとしなくて済むので身体的・心理的にも楽になった。

声が通る人は余裕があるように見える。そういう人に出会っては、うらやましく思っていたのだが、最近になって自分の声にも少し自信を持てるようになったきた。

 
③立ち姿勢

自然と胸が前に開かれ、背筋が伸びるようになる。腹筋と背筋で身体を支えられるので立ち姿勢が楽になった。首が適度に後ろ斜め上に引かれ、頭が両肩の上に乗る位置で安定する。重心は両足に支えられて片足体重になることがない。

これを逆に、お腹をへこませながら猫背の状態にしてみると、胸が閉じてしまい呼吸がしずらくなる。苦しいので息を吸おうとすると、浅い呼吸でテンポが速まるか、お腹のへこみが解消されてしまう。

 
④座り姿勢

座り姿勢にも立ち姿勢と同様の効果があった。長年、正しい座り姿勢とその持続の仕方が分からなかったのだが、最近になってようやくつかめてきた。座り姿勢が整うことで肩がずいぶん楽になる。首が前に出なくなったので、字を書くときなどは目の位置が机から適度に離れ、視力の悪化も防げる。

 
⑤歩き方

上下左右のぶれが小さくなり、骨盤が平行移動するような歩き方になった。目線は足元ではなく、前方遠くに向く。目線が足元に落ちているときは、たいていお腹のへこみが緩んで猫背になり、口からの浅い呼吸になっている。

 

身体はシステム

これらはあくまで自分の実体験だけに基づく話なので、他の人にも当てはまるかは分からない。たぶん専門家から見れば正しくないことが多いはずだ。呼吸法や正しい姿勢について書かれた本はたくさんあるだろうから、一度調べてみてもいいかもしれない。

 

しかしお腹のへこみを意識するだけで、鼻呼吸が楽になるだけでなく、他の部分にも影響してくるというのは一つの発見だった。ある部分に力を加えれば、他の部分は自然と楽な状態になろうとする力が働く。その連動を理解し活かすことができれば、健康を維持したり、いわゆる「美しい所作」を身に着けられたりするのかもしれない。